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生産者の声

「鮮魚店は僕で3代目になります。創業は何年か覚えてないぐらい昔ですよ。田野駅屋にはアジ、サバ、サンマのみりんをはじめとする各種干物を入れています。美味しい干物の条件は脂がのっていることですね。獲った時期（季節）と、どこで獲れたかという産地が重要で、これが判れば旨い干物になるかどうかの判断がつきます。今は冷凍技術が発達したので、この業界自体、旨い時期のアジやサバをストックしていますね」。

野村鮮魚店のご主人、野村達雄さんが出荷する干物は、獲れた時期と産地にこだわり、選りすぐりの脂がのった魚たちが干物となり、田野駅屋でも人気の商品です。野村さん曰く「地元で獲れたからといって一概に美味しいとはいえない」といいます。特に今年のように海水の温度が高い場合、どうしても魚の脂に影響するといい、魚の目利きのプロ！の言葉だけに納得です。　野村さんの心配は、近年量販店が２店オープンし、田野町の商店街が全般的に衰退していることです。田野駅屋がオープンして地域が活性化したように、今度は地域全体で商店街を盛り上げていきたいといいました。