田野町観光情報・体験
田野の海は、奈半利川から運ばれた山の養分が蓄積され、ミネラルたっぷりの上質な塩ができる条件が揃っています。この海水から、風と太陽熱という自然のチカラだけでつくられるこだわりの完全天日塩づくり体験ができます。
天日塩づくりは、汲み上げた海水を採かんタワーの上から布に沿って流し、何度も循環させることで、風のチカラも加わり水分が蒸発。そして、濃縮させた海水(かん水)を結晶ハウスに運び、かん水を混ぜ合わせながら太陽熱で結晶化させていきます。この工程で、一番大変なのが結晶ハウスのなかで海水をゆっくり蒸発させながら塩に育てていく作業。夏場はハウスの中が60度近くなり、そのなかで100以上ある結晶箱の塩の表情をみながら、旨み、粒の大きさなどに偏りがでないように、1時間から1時間半ごとに、かん水を混ぜ慣らしていきます。
「田野町完全天日塩製塩体験施設」では、その、天日塩づくりの工程である、海水(かん水)をゆっくり混ぜ慣らして、蒸発させながら塩に育てていく作業など、隣接する「田野屋塩二郎」と同じ製塩工程を体験できます。また、作業を見学・学習することもできます。ご家族やお友だちと、天日塩づくりにチャレンジしてみませんか。
江戸時代の田野は、魚梁瀬天然材の木材が集積し、林産業や回船業などの商業が栄え、人々の往来がありました。県東部の政治・経済・文化の中心地として繁栄したのです。
岡御殿は藩主が参勤交代や東部巡視の時に本陣として使用したので、その当時の貴重な品々が保存されてきました。それをもとに、藩政時代のこと、田野の歴史文化のことなどを中心に伝えていこうと、岡御殿スタッフらが説明・案内してくれます。また団体の受付もしています。岡御殿を通じて藩政時代のこと、田野の歴史文化を学んでみませんか。
太平洋が一望できる田野町の「大野台地」では、地元の地域おこしグループ「大野倶楽部」のメンバーがインストラクターとなり、農作物の収穫体験やトラクター試乗、牛舎に飼育されている牛に餌をあたえるなどの酪農体験など、メニューを用意しています。
これまでも町内外の方が集まった農業体験イベントをはじめ、高知大学生との交流や、田野小学校の課外授業、若者の体験合宿などを受け入れています。
美しい田園風景と、優しい風に包まれ、農業体験をしてみませんか。
問合せ/田野町まちづくり推進課
☎/0887・38・2813
太陽が水平線へ沈んでいく時、大気と海水の温度差により光が屈折するため、まるで二つの太陽がくっついているようにみえる「だるま夕陽」。期間は秋から冬で、空気が澄み、水平線近くに雲がなく、運が良ければ見ることが出来ます。この不思議な自然現象に人々は惹かれ、大勢の方が海岸に集まります。
田野では「田野町海岸」がだるま夕陽スポットです。11月下旬から1月末ぐらいが目安となります。是非、撮影や絵画などを描きに、田野町海岸まで足を運びませんか。
住/安芸郡田野町4577
☎/0887・38・2813(田野町まちづくり推進課)
詳細はこちら:http://tanocho.jp/tourism/tourism-556